施工実例

菊池建設にいただきましたお客様の声を紹介します
お客様の声

Y様ご一家

Interview27

夫婦の琴線に触れた和の佇まいを実現した
子育て世代の住まい

茨城県取手市Y様ご一家

  • ご家族構成
    ご夫婦+お子さま1名 3名
  • 生活スタイル
    子育て世代
  • 完成
    平成25年7月
  • デザイン
    純和風
  • 外観 端正な和瓦葺き切妻屋根とモルタルリシンの外壁が形づくる本格的な和の佇まい。本来日本の住宅には無かったベランダをあえてつくらず、純和風の外観にこだわりました。

  • 玄関(外観) 丸桁・丸柱で支えられた銅板一文字葺きの下屋庇と木製出格子の窓が迎え入れる玄関アプローチ。

  • 玄関 3畳分の土間を半分に区切り、暖簾の奥を収納(シューズクローク室)にした玄関。

  • 玄関 廊下幅程度の玄関ホールながら、土間収納の出入り口を建具のない暖簾仕切りにすることで狭さを感じない使い勝手の良い和の空間に仕上げました。

  • 玄関 廊下幅程度の玄関ホールながら、土間収納の出入り口を建具のない暖簾仕切りにすることで狭さを感じない使い勝手の良い和の空間に仕上げました。

  • リビング・ダイニング ご主人自ら富士山麓で選んだ檜の大黒柱が、2か所に使われている広々とした10畳余りのリビングは、もっぱら愛娘と仲良しの子供達の遊び場となっています。

  • リビング・ダイニング・キッチン モデルハウスで一目惚れした国産桜の無垢床板で仕上げたリビング・ダイニング。堀座卓をダイニングと家族団らんの場に活用しています。

  • リビング・ダイニング・キッチン 対面キッチンと背中合わせの扉付き収納。扉の中にダイニングで使う雑貨・小物類を収納するので、お部屋をいつもすっきりと片付けられます。

  • 和室 リビング・ダイニングと通し間で使える和室。宿泊して貰える客間としても活用できます。半間幅ながら床の間は絞り丸太の床柱とゴザ床を使った本格的な造り。

  • 子供室 将来2部屋に間仕切ることを想定して下り壁を設けた子供室。表情豊かな節のある檜の床板は子供達の情操を育む効果もあります。

01

資金計画の相談から始まった家づくり

  • ご自宅の建築をお考えになったきっかけは何でしたか?

    ご主人様
    子供ができたことが分かったことですね。その頃は賃貸アパートの2階に住んでいましたから、子供が生まれれば1階のお宅に迷惑を掛けしてしまうかもしれないと思いました。部屋数も少ないアパートでしたから、先々のことを考えると持ち家を新築した方が、引越しも一度で済みますし。そう思い立ったものの、はじめのうちは何から手を付ければよいのか分かりませんでした。

  • 奥様
    そこでとりあえず、茨城県内の工務店や建築会社が手掛けた注文住宅が紹介されている住宅雑誌を購入して調べ始めました。建物イメージとしては純和風の家に住みたいと思っていました。2人とも京都や奈良などの古都へ旅することが好きで、旅先で見かける伝統的な日本の建物に感銘を受け、憧れていました。住宅雑誌の中に気になる施工例もあったのですが、手掛けた会社は県北部の工務店で、取手市は施工エリア外でした。その雑誌では、候補となる会社は見つけられませんでしたが、雑誌の出版社が運営するマッチングサービスの相談窓口が柏市にあることが分かりました。その場所で初心者向けの家づくりセミナーが開催されることを知って、主人と2人で参加することにしました。

  • ご主人様
    セミナーでは参加者全員で家づくりのためのガイダンスを聞いた後に、個別相談が行われました。その席で、建築を実際に考えているのであれば、土地探しや資金計画の相談は具体的な内容を建築会社の担当者に伝えながらアドバイスを貰った方がよいとの話になり、和風建築を得意とする会社を3社紹介して貰いました。その中で、手頃な価格帯の住宅から本格的な数寄屋建築まで、幅広い要望に対応している会社として紹介されたのが菊池建設でした。 相談窓口で菊池建設のモデルハウス見学の予約を取ってもらい、約束の日に千葉市の幕張展示場へ出掛けました。私たちの住む取手市は千葉県と接しているため、茨城県内よりも千葉県内の方が、施工を請け負ってくれる建築会社を見つけやすいように感じました。

  • 奥様
    幕張の住宅展示場の中でも、菊池建設のモデルハウスは純和風の建物として一際目立つ存在でした。外観は一目で私たち好みの、いいなと思うデザインでした。そこで出会った営業担当の方に資金計画や土地探しを相談し、住宅ローンの目安と頭金の準備方法、土地探しのアドバイスなど、いろいろと教えて貰いました。

  • ご主人様
    その時の話で、とにかく資金確保に目途が立たなければ、具体的な計画を進めるわけにはいかないことが判りました。住宅ローンを利用する場合にも、ある程度の頭金を用意する必要があるのですが、自分たちの貯金では十分な額に達していないことも判明。かといって出産に合わせての計画なので、貯金をする時間的余裕もなかったため、住宅取得のための贈与税軽減措置を利用して、両親からの資金援助をお願いすることにしました。これは両親に孫が誕生することを報告がてら、持家計画を切り出して資金援助をお願いしてみたら、という営業担当の方から貰ったアドバイスを、言われた通りに話してみたところ、結果として快く援助を得られることになったのです。このことが菊池建設の営業担当者さんに相談すれば何とかなる、という安心感につながっていきました。 資金の見通しが立ったので、土地探しを始めました。これまで自宅から勤務先まで自転車通勤していましたから、同じように自転車で通える範囲で探しました。インターネットで見つけた候補地を数回にわたって現地確認し、検討しました。その土地探しにも菊池建設の営業担当者さんが同行してくれましたので、菊池建設以外の会社に相談する必要もなくなり、結果的には菊池建設だけで検討することになりました。最終的に購入を決めたこの場所は十分な広さがあり、通勤はもちろん、最寄り駅にも歩ける距離で申し分ありませんでした。営業担当者さんが、価格の交渉にも立ち会ってくれたお蔭で、広くて日当たりの良い土地を手頃な値段で取得することができました。

  • 奥様
    土地が決まりプランの打合せが始まりました。モデルハウスを見学したときから建物イメージが私達の好みにあっていましたから、迷うことは少なかったです。モデルハウスで見た、玄関土間つながりのシューズクローク室やリビング床の桜無垢フロアは、ぜひとも自宅プランにも取り入れたいと思っていました。その他には主人の書斎を実現したいとの要望を伝えた程度で、担当者さんにお任せで初回のプランを作ってもらいました。 初回提案されたものは玄関位置の違う2つのプランでした。そのうち、西玄関のプランを基本にしてプラン打合せを進めました。南向きのリビングを中心にした廊下の少ないプランで、階段もリビングから上がっていきます。外観も幕張展示場をモチーフにした切妻屋根の佇まいで、2階にはベランダをつけませんでした。昔ながらの日本の家にはベランダはありませんし、洗濯物は日当たりの良い庭に干せばとの考えもありました。

  • ご主人様
    初めての子供の出産を控えて始まった家づくりで、将来的には子供も3人くらいは欲しいと思うと、間取りも大きくなりがちでしたが、打合せを重ねるうちに、子供部屋を最初から作る必要はないと教わりました。後から間仕切ることのできる大きめの部屋や、納戸代わりにできるシンプルな造りの部屋を用意しておけば十分転用できるそうです。私の要望したささやかな書斎もいざとなれば子供部屋に使うことで、建物全体が無駄に大きくなることを避けられます。一時は今の所得で借りられる限度いっぱいまで融資額を増やそうかと思いましたが、担当者さんに押し留められました。先々のことを考えれば、返済にゆとりを持った方がいいと。先に契約をした土地購入代金の融資実行のため、1か月程度の限られた打合せ期間でしたが、住宅ローンの返済を無理なくできる建築費用に収まるように、合理的でシンプルな間取りにまとめてくれました。本格的な和風の外観ですが見た目よりも金額を抑えた良心的な契約内容になったと思います。

02

記憶に残る家づくり

  • 「大黒柱伐採会」にも参加されたそうですね。

    ご主人様
    契約後に、担当者の方からお誘いを受けて参加しました。11月に開催された伐採会で、妻が出産後間もなくだったので、我が家は私1人での参加でしたが、お子様連れのご家族が多く参加されていましたね。当日はあいにくの雨模様になってしまいましたが、皆さん楽しみにされていたようで、林の中での檜選びに、真剣に取り組まれていました。私は直感で、目についた檜を選びました。周囲の檜に比べると幾分細いのですが、光り輝いているように見えたのです。根拠はないのですが一種の縁でしょうか。これだと思って選んだ檜です。 その日のうちに伐採されて自筆でサインしてきた檜は、2本の柱に加工されて、リビングとキッチンに使われました。根元に近い「一番玉」から製材された柱は節が無くきれいな仕上がりで、リビングの控え壁に使われています。その次の「二番玉」から製材された柱の方は対面キッチンの隅に使われていますが、柱の角に丸みが残り、節も多く表れているため自然な木の表情に溢れています。趣の異なる2本の大黒柱ですが、伐採会の日の思い出もあって、どちらにも愛着を感じますね。

  • 契約後の設計打合せで印象に残ったことはありますか。

    ご主人様
    契約までに基本プランは決まっていましたから、そんなに打合せることはないのではと思っていましたが、予想以上にいろいろと決めなければならないことがありました。なかでも色決めは迷うことが多くて。外壁の色や瓦の色、部屋の中の壁と天井のクロス仕上げ、畳縁の柄などなど。決めかねていると、設計担当の方が「おススメはこれです。」と2・3種類の候補を提案してくれました。

  • 奥様
    数多くの設計を手掛けてこられただけあって、和風の住宅を引き立てる適切な色合いの候補を揃えてくれました。おかげで上質な和の設えにまとまりまったと思います。リビング・ダイニングの壁と天井は、提案をお願いせずに私がクロスの見本帳の中から選んだものです。和の風合いを持った柔らかな紙の質感のクロスを壁に、天井には木目柄のクロスを使ってもらいました。木目柄クロスは本物の木材ではないのですが、床の桜無垢フロアともうまく調和した仕上がりになったと思います。 設計の段階で提案頂いてよかったと痛感しているもののひとつが、2階居室の南面窓枠に設置した室内用物干し金物です。折り畳み式の物干しアームと竿を組み合わせて、日当たりの良い窓際で布団や毛布を干すことができます。ベランダを設けなかっただけに、この室内物干しは重宝しています。また、対面キッチンと背中合わせの扉付き収納もありがたい提案でした。対面キッチン・カウンターの出幅とほぼ同じ奥行の収納は、部屋の中に張り出ていないので圧迫感がありません。扉の中にダイニングで使う雑貨・小物類を収納するので、お部屋をいつもすっきり片付けられて大助かりです。

  • 建築現場をサテライト展示場として利用させていただいたと聞きました。

    ご主人様
    現在、この近隣地域に菊池建設のモデルハウスは無く、会社があまり知られていないので、建築している期間だけ、随時見学可能なサテライト展示場として利用させてほしいとの申し入れがありました。私たちもマッチングサービスの窓口で紹介されるまでは、菊池建設を知りませんでした。幕張展示場まで出掛けることも、私たちはお気に入りのモデルハウスと出会えたこともあって苦痛にはならなかったのですが、ご近所の方にぜひ行ってくださいとは言いにくいですよね。これから家づくりを考えようかなという方に、我が家が菊池建設の良さを知ってもらえるきっかけになればうれしいなと思い、協力させてもらうことにしたのです。

  • 奥様
    建築期間中は仮設事務所を設置して、営業活動もされていましたね。社員の方はさることながら、大工さんたちが見学を嫌がらないことにちょっと驚きました。ご自分たちの仕事に自信があるというか、プライドを持っておられるのだろうなと思いました。 大工さんに初めてお会いしたのは、上棟を控えて土台を設置されている時でした。東北訛りの熟年棟梁と息子さん、2人組の大工さんでした。挨拶を交わしてお話しすると、棟梁からは長年和風建築を手掛けてこられたこと、今どきの住宅に較べてこの家は手間が掛かるし大変なんだ、などの言葉がありましたが、「だけど、自分たちに任せておけば大丈夫だよ。」という風にも聞こえて、ちょっと嬉しく思いました。

  • ご主人様
    現場はいつも2人の大工さんが黙々と仕事をこなしていて、その合間に別の職種の職人さんが代わる代わるやってくる感じでしたね。多くても3人。慌しさはなく、丁寧に作業して貰っていたように感じました。職場の先輩も見学に来てくれました。私と同じような印象を受けたようで、関心をもって見て行かれたようです。そのうち、近所で2棟目、3棟目の菊池建設の家が建ってくれば嬉しいですよね。

03

家族と共に育み受け継がれる家

  • ご自宅の住み心地はいかがですか。

    奥様
    完成した我が家は、今でも木の香が薫る落ち着いた和の佇まいに大変満足しています。外出先から戻ってくると、玄関で薫る木の香りに「我が家に帰ってきた」と実感します。 土間納まりの玄関収納はベビーカーも置けて使い勝手も良く、重宝しています。娘と同じ年頃のお子さんがいる仲の良いママ友達が週1回集まって、子供たちを自由に遊ばせる家になりました。4家族がそれぞれお昼ご飯を持ち寄って、食事をしながら楽しんでいます。皆さんからの評判は良いですよ。自宅を褒めてもらえると本当に嬉しくなります。 広い庭一面に芝生を植えて、子供たちが転がって遊べるようにしたいです。近くの公園にはブランコと滑り台はあるのですが、鉄棒が無いので自宅の庭に作ってもいいかなと。自転車に乗る練習なども芝生の上なら安心ですよね。

  • ご主人様
    建築費用を抑えるために門塀など作らず、インターフォンと郵便受けを組み合わせた機能門柱を建てただけで、塀の代わりに生垣を巡らせました。いずれは建物に似合う数寄屋門を作りたいとも考えていますが、家族が増えて生活が変わればいろんな考えが出てくるでしょうね。将来、この家は子供に譲って、自分たち夫婦は庭に平屋の離れを建てることもあるかもしれません。どんな形になるにせよ、末永く大切に住んでいきたいですね。

  • スタッフ
    建築中にサテライト展示場として、ご自宅現場を一般公開することにご理解を賜り、誠にありがとうございました。世代を超えて愛される日本の家をご当地に建築させて頂いたことは、当社にとって意義深い実績になりました。お客様とのご縁を大切に、業務に励んでまいります。これからも皆様、末永くお元気でお暮らし下さい。本日はありがとうございました。

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