

泉蔵院本堂・新築工事:完成
高野山真言宗・泉蔵院(神奈川県平塚市)本堂建築工事が完成してほぼ一年が経過しました。ご住職のご厚意によりお引き渡し後の写真を撮影させて頂きましたのでご披露致します。
構造材には檜や松など、すべて国産材を使用。さらに目に見える化粧材のほぼすべてに檜を使い、「総檜造り」といっても過言ではない仕上がりになりました。
国道129号線側から臨む西側の外観全景。(平成25年6月10日撮影)
瓦葺き屋根の山門も檜造りです。
反りのある長い軒先の銅板葺き屋根が印象的な本堂外観。
重厚な入母屋と正面に張り出た向拝(ごはい)の組み合わせが特徴的な屋根形状。
社寺建築ならではの木組みが見られる軒裏部分。
唐草模様の彫刻が施された虹梁(こうりょう)、獅子鼻、舛組みなどが組み合わされた向拝柱。
「無動殿」と彫られた扁額が懸けられた本堂入口。
入口より、御本尊をお祀りする須弥壇(しゅみだん)を正面に臨む本堂内部。
須弥壇側から臨む外陣・本堂入口。天井板を除き板戸まで檜普請の内部意匠。
外陣北側から臨む本堂内部。
外陣北西隅から臨む北脇間(左)と内陣(中央・須弥壇のある区画)。
内陣北側の脇間。床柱は8寸(24センチ)角の槐(エンジュ)。
外陣南西隅から臨む南脇間(右)と内陣。
内陣南側の脇間。床柱は8寸(24センチ)角の日光杉。
御本尊をお祀りする須弥壇が納められた内陣。
「亀の尾」と呼ばれる曲げ物の格子縁で一段高くなった内陣の格天井。掲載日 2013.06.26