

三嶋大社・斎館改築工事上棟式
三嶋大社(静岡県三島市)の斎館が建て替えられることとなり、当社が木工事を担当しました。工事の安全を祈願する上棟式は古式に則り、当社社長が頭領(棟梁)の衣装を身に付けて大役を務めるなど本格的なものでした。
南西方向からの斎館外観。(撮影日:平成24年5月31日)
棟位置に取り付けられた3本の扇子車と両側の破魔矢・破魔弓。
祭壇が設けられて上棟式の準備万端整い、式が執り行われるばかりの会場。
頭領(棟梁)役の衣装を纏った当社社長(中央)と工匠役の社員大工。
祭儀の前に手を洗い、口をすすぐ禊ぎを行い身を清めます。
約30名の列席者とともに始まった祭儀。神官の祝詞が奏上されます。
曳綱の儀。「エイ、エイ、エーイ」の掛け声とともに棟木を棟に上げる所作を行います。
槌打の儀。頭領が御幣を高く掲げ、3回振りながら「千歳棟・万歳棟・永々棟」と発声します。
頭領の発声の都度、工匠が「応」と答えて棟木を槌で打ち付けます。
散餅銭の儀。餅と銭を四方向に撒いて、方位の神々に散供し災禍を祓い除きます。
参列者全員が玉串を奉奠(ほうてん)し、工事の安全を祈願します。
祭儀が終了し、大役を終えた頭領・工匠役の3名を囲む菊池建設関係者一同。
完成した三嶋大社・斎館。(撮影日:平成24年12月8日)
完成した三嶋大社・斎館。(外観南西面)掲載日 2012.12.20