

泉蔵院本堂・新築工事:その10
高野山真言宗・泉蔵院(神奈川県平塚市)本堂建築工事が進んでいます。 構造材には檜や松など、すべて国産材を、さらに目に見える化粧材にはほぼすべて檜を使用するなど、伝統木造建築にふさわしい、上質な木材をふんだんに使った建物になります。
本堂正面に張り出した庇屋根「向拝(ごはい)」も取り付けられ、外観はほぼ完成をイメージできるまでに出来上がってきました。
本堂の正面、国道129号線側から見る西側の外観。(平成24年1月7日撮影)
銅板を一文字葺きで施工中の向拝屋根。曲面の大きな蓑甲(みのこう)部分をこれから施工するところ。
中央がむくった独特な曲線で形づくられた向拝の唐破風。
本堂の本柱(左側)と向拝の柱(右側)を繋ぐ海老虹梁(えびこうりょう)。高さの違う柱を繋ぐエビのように湾曲した梁材です。
大屋根は軒先まで銅板葺きが完了し、ほぼ完成しています。
大屋根は軒先まで銅板葺きが完了し、ほぼ完成しています。
外壁は左官作業を前に、貫材の上に水切り銅板を施工している段階です。
本堂内部は壁下地も貼り終わり、細部の造作工事に着手するところです。
天井板が張られれば、ほぼ完成イメージに近づいてきた本堂内部。
内陣の右脇間には、貴重な日光杉の床柱が使われています。掲載日 2012.02.15