

「坐漁荘」完成:室内その2(平成16年3月15日竣工・4月25日公開)
杉、檜、竹など素朴な材料の表情が、懐かしさを感じる日本の住まいを形つくっています。
女中室。畳の切り込みは隠し非常出口であったとか。
内玄関・土間。往時にはこちらが一般に使われるメインの玄関でした。
内玄関は台所と女中室の間に位置しています。右手には水屋。
内玄関の天井には当時としては珍しい天窓があります。
グルメであった西園寺公の食事を賄った台所。
台所は当時としては広く、使い勝手の良い造り。
いち早いバリアフリー設計で、階段幅も広い造り。
1間幅の広い2階廊下はウグイス張りに。歩くと音のなる床は、セキュリティの役割もあったそうです。
2階通し間。欄間は桐板に竹の断面を合わせた凝ったもの。
琵琶床を設けた床の間。来客用の最上の部屋として使用。
2階広縁からは目の前に砂浜が広がる駿河湾が臨めた。
天井がそのまま屋外の軒裏に繋がっている掛け込み天井。完成の様子は以下のページにもございます。
掲載日 2007.11.17