

平屋棟屋根木工事(平成15年9月10日から19日)
「坐漁荘」平屋棟の屋根木工事が順調に進んでいます。 杉の磨き丸太や辛夷(コブシ)の皮付き丸太を垂木に使い、数寄屋建築の特徴がいたるところに見られるようになってきました。
北側・旧東海道から見た建築現場。 (撮影日:9月10日)
北西側から見た建物本体。 (撮影日:9月10日)
屋根野地の無垢板を、雨水と直射日光による干割れから保護するためにブルーシートを架けてあります。 (撮影日:9月10日)
2階建て部分との屋根取り合い箇所のみ、ブルーシートを外し垂木を取り付ける作業をしています。 (撮影日:9月10日)
軽快で繊細な数寄屋建築独特の屋根が、細い丸太を組み合わせることで出来上がっていきます。 (撮影日:9月10日)
左の写真と同じ施工箇所の9日後。屋根裏の丸太の垂木に支えられた木小舞天井が美しい。 (撮影日:9月19日)
正面に見える三角の妻壁、庇の下が玄関になります。 (撮影日:9月19日)
屋根最上部層の登り淀を、柿(こけら)板葺きのように幾重にも重ね張りした板で形作っています。 (撮影日:9月19日)
玄関の上部に設けた腕木庇。垂木に辛夷(コブシ)丸太、間垂木に白竹を使い、藤蔓を絡ませています。 (撮影日:9月19日)
1階広縁。掛け込み天井を支える垂木は、2階の竹に対し、1階は磨き丸太を使用しています。 (撮影日:9月19日)
1階広縁突き当りに位置する便所の屋根。天井は既に仕上がっています。 (撮影日:9月19日)
屋根勾配に合わせた天井は、磨き丸太の母屋に黒竹の垂木で支えられています。 (撮影日:9月19日)掲載日 2007.11.17