

屋根瓦葺き工事(平成15年8月1日)
梅雨が明けた7月末から、2階屋根軒先部分の板金工事(銅版腰葺き)に着手。 屋根下地の防水を完璧に仕上げたところで、いよいよ瓦葺き工事が始まりました。 坐漁荘の屋根は軒瓦の垂れ下端が一直線に葺き上がる一文字軒瓦を用いています。 隣の瓦との突付け部分(合端:あいば)が目立たないよう平滑で一直線の美しい軒先に仕上げるために、繊細な瓦合せの技術が必要です。
2階屋根の軒の出部分に銅版腰葺きが施され、瓦葺き工事に移ったところ。 (撮影日:8月1日)
瓦葺きの最先端、一文字軒瓦部分から作業が始まる。 (撮影日:8月1日)
隣り合う瓦との突付け状態を確認。 (撮影日:8月1日)
合端口(あいばくち)を鏨や砥石で加工し、切り揃える。 (撮影日:8月1日)
瓦を安定させる“葺き土”を下地に盛る。 (撮影日:8月1日)
合端口を切り揃えた軒瓦を葺き土の上に被せる。 (撮影日:8月1日)
垂れ下端が一直線になるよう調整しながら葺き土に密着させる。 (撮影日:8月1日)
2箇所の“つり穴”を利用して釘打ちで瓦桟に固定する。 (撮影日:8月1日)
瓦の差込み側にも鉤型の釘を打ちつけて固定。 (撮影日:8月1日)
軒瓦1枚につき3箇所の釘打ちで固定していく。 (撮影日:8月1日)掲載日 2007.11.17