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シックハウス症候群への対策1:アレルギー対策

アレルギーの問題要因であるアレルゲンは、人によって異なります。対策はその人のアレルゲンを明らかにして、その物質を排除する、またはその物質の発生原因となる環境をつくらないようにすることが重要です。

住宅においては、衣服や寝具から発生する化学繊維、絹や羽毛などの天然繊維、ハウスダストと呼ばれる微小な粉塵、カビ、ダニ、化学物質などがアレルゲン、または誘因物質となるケースが多く見受けられます。

特にカビやダニは、アレルゲンの最たるもので、中でもコナヒョウヒダニやヤケヒョウヒダニは、アトピー性皮膚炎の最大の原因と言われています。

住宅におけるアレルギー対策の基本は、小まめな掃除や換気によりハウスダストなどのアレルゲンを排除するとともに、カビやダニの繁殖を防ぐことです。そのために、次のようなポイントが挙げられます。

  1. 適切な断熱施工を行い、室内と屋外の温度差による結露を未然に防止する。

  2. 部屋の換気、通気をよくして湿度を抑え、結露を防止する。

  3. 多湿シーズンには除湿機を使用し、湿度を抑える。

  4. 調湿性に優れた木や漆喰や珪藻土などの塗り壁、布や紙製の壁装材などを内装材に使用する。

  5. 天然の防虫効果のある檜を内装仕上げ材に使用する。

掲載日 2007.11.20