
人間にアレルギーをもたらしたり、さまざまな病気の原因となるのが、家の中に存在する細菌、カビ、ダニ類などです。細菌やカビは室内のあらゆる有機物を栄養源として繁殖し、さらにダニはカビや微細なゴミを餌にして、連鎖的に増えていきます。
家族の健康にとって有害なそれらの発生を防ぐためには、室内を清潔にしておくことも大切ですが、まずなによりも細菌やカビにとって都合のいい高湿度や結露を発生させないことが重要になってきます。
ある調査では、それまで悩まされていた洗面室でのカビの発生を、ビニールクロス貼り壁から板貼り壁に変えることで劇的に減らせたという報告があります。
これは木が持っている大気中の余分な水分を吸収するという調湿機能が、乾燥状態を嫌うカビの発生を防いだため。また、木材が発散しているフィトンチッドの中には、抗菌効果がある成分が含まれており、細菌などの発生を抑える効果があることもわかっています。
とくにヒノキ材に含まれる成分には、カビやダニに対する繁殖抑制効果があることが知られ、ヒノキ材の木屑(きくず)の中でダニが死滅することも確かめられています。
目視による平均被害度
| 区分 | 被害状況 |
|---|---|
| 0 | 被害無し、痕跡 |
| 1 | 部分的に軽微な被害 |
| 2 | 全体的に軽微な被害 |
| 3 | 2に加え、部分的に激しい被害 |
| 4 | 全体的に激しい被害 |
| 5 | 被害により形が崩れる |
長持ちすることが前提である家において、最も心配になるのがシロアリの被害。木を絶好の餌とするシロアリにとって、家はまるごとごちそうのようなもので、やっかいな存在となっています。
ところがこのシロアリ、木ならなんでも大好物というわけではなく、嫌いな木があることも知られています。それが国産のヒノキやスギの心材。とくに国産のヒノキにはシロアリが嫌うテルペン系のフィトンチッドが多く含まれており、家にとって大問題となるシロアリの被害に強いことが確認されています。
建築基準法でもヒノキが本来シロアリを寄せ付けない特性を持つことから、一定の条件を満たせば木材を構造材として使う際に義務づけられている、薬剤散布によるシロアリ駆除対策を講じなくてもいいことになっています。
日々の健康を害する細菌、カビ、ダニなどの発生を抑え、我が家の安全を根本から揺るがすシロアリから家を守る国産のヒノキ材。こんな木を使った家こそが、家族に本当の安心を与えてくれる家なのです。
- ヒノキの家ならシロアリ駆除剤を使わなくても済む
- 木造住宅を建てる際に、従来は住宅金融公庫の仕様書でも、シロアリ駆除剤や防腐処理剤の使用を義務づけられていました。しかし、ヒノキやヒバの防腐、防蟻(ぼうぎ)性が認められて、「ヒノキ、ヒバ等の耐腐朽性及び耐蟻性の大きい樹種の心材もしくは心持材を用いる」ことで、薬剤による処理を省略できることになりました。また、床下の土壌についても鉄筋コンクリート造のベタ基礎にすることで、薬剤散布を省略できるようになっています。






































