005聖楽寺本堂建築工事・その2
臨済宗妙心寺派・聖楽寺(静岡市葵区有永)本堂の建築工事に携わる、日本建築専門学校の卒業生を中心とした若手大工たちの姿を紹介しています。今回は本堂屋根に取り付ける破風板(はふいた)加工の様子です。 破風板とは、屋根の「けらば」に取り付けられた合掌型の厚板のこと。寺院では棟から軒先に向かうにつれて徐々に勾配が緩やかになる曲線を描く反り破風(そりはふ)が用いられ、その形状を格式のあるものにするために気を配りながら作業を行います。
2組の破風板。幅の広い破風板が軽快に見えるよう「眉欠き」と呼ばれる溝彫りを施します。(平成21年5月21日撮影)
本堂の大屋根を印象付ける大切な部分だけに4枚2組の破風板が同じ表情となるよう同時に仕上げていきます。
棟梁(手前)が眉欠きの位置や傾斜角、溝の深さを電動カンナで決めていきます。
電動カンナで概ね形つくられた眉欠きを、手カンナで丁寧に仕上げていきます。
溝の垂直面を削るために、特殊な形状の脇取りカンナの刃を調整します。
地上から高く見上げる場所の破風板ですが、間近で見ても恥ずかしくないよう丁寧に仕上げます。
平面を削る一般的な平カンナ(右)と溝の側面を削る脇取りカンナ。脇取りカンナは左用・右用があります。
反り破風の原寸大型板。曲線に応じて板の幅が変化していることが分かります。











































