003竜津寺(りゅうしんじ)鐘楼建築工事・その3
「鐘楼」は釣鐘を支える木構造のほかは屋根があるのみです。壁もないため、事前に木材加工を施しておけば、建築現場では組み立てるだけでほぼ木工事が終了してしまいます。構造がそのまま仕上がりの意匠となるだけに、丁寧な刻み加工が重要になります。「鐘楼」の建て方は「木の匠」の技の良し悪しが本当に問われる、ごまかしのきかない本番真剣勝負のようなものです。
建て方5日目・南面
建て方5日目・北面
斗栱(ときょう)の上に軒桁がのり、2段構えの垂木の下部、地垂木(じたるき)が掛けられた段階。
上段の垂木(=飛えん垂木)の先端を巡るように茅負い(かやおい)を取り付けていきます。
隅木に取り付けた茅負いが、飛えん垂木の先端を吊り下げる構造になります。
建て方12日目・南面。2週間足らずで全体が仕上がってきました。
建て方12日目・北面
2週間程度で木工事はほぼ終了し、瓦を葺くばかりです。
木工事最後の作業、貫を締め付ける楔(くさび)を打ち込む準備をしています。
総檜造り、禅宗様式の鐘楼が完成しました。
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静岡県静岡市葵区羽鳥184−2
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